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往診もする動物病院 獣医師ドクタータガワの往診日記 タガワアニマルホームドクター エリア(奈良市 生駒市 四条畷市 木津川市 精華町 天理市 大和郡山市)犬猫 フロントライン フィラリア 予防
旧 往診専門動物病院 タガワ アニマル ホームドクター (旧タガワ アニマル クリニック)  電話 0743-71-2424 (おなじみなワン!24時24時) 090-8549-9179 tagawaanimalhomedoctor2@ybb.ne.jp

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プロフィール

morukichi

Author:morukichi
★1985年 3月

奈良県立 奈良高校卒業

★1985年 4月

東京外国語大学入学 フランス語学科入学

(在学中に1年休学し、ガラパゴス・アマゾンや中南米、中近東、西欧、アジア等50カ国をヒッチハイク等で遊学、野生動物を視察)

東京外国語大学フランス語学科国際関係課程卒業

(住友商事、ソニー、本田技研工業、日産、富士通、新日鉄等から内定をもらい、誘われるが、開発途上国の食生活を少しでも豊かにしたいという思いから世界最大のアミノ酸企業の味の素に就職決定)

★味の素㈱ 入社

・・・アトピー用アミノ酸系低刺激シャンプーなどのアミノ酸系原料の国内海外営業およびマーケティング

★タイ味の素㈱ 駐在

・・・・タイ国にて、単身でアトピー用アミノ酸系低刺激シャンプーなどのアミノ酸系原料市場開拓と事業部立上げ

★ソニー㈱ 本社 入社

・・・エナジー海外事業部海外営業部係長・・・「韓国のLGや現代Hyundaiなど財閥向け携帯電話用リチウムイオン電池の法人営業(年商80~150億円)

★動物の命を救う仕事をしたいため、北海道にて獣医学部に入学し、獣医師免許取得
(がんばる獣医学生家庭教師の会設立)

★愛知県にて獣医師として勤務
・・・一日に、30~70件の診察と2~4件の手術を担当

★往診専門動物病院タガワ アニマル クリニック設立

★往診専門動物病院タガワ アニマル ホームドクターに改名

★動物病院を生駒市に設立し、「往診もする動物病院 タガワアニマルホームドクター」とする

現在に至る



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安楽死!? → Nooo~! → 治せます!

B君との初対面

→治療開始3ヶ月後2008年10月2日①

昨年のことを書きます・・・

ちょうど4月頃、往診中のことでした。
看護師の携帯電話がけたたましくなりました。
看護師が携帯電話に出ると、自宅からの転送電話でした。

電話をかけてきたのは、年配の男性。
その男性は、
「往診専門ですよね?往診で、うちの犬を安楽死させて欲しいんですが・・・」

あまりに突然の申し出に、看護師は少したじろぎつつもなんとか問い返しました。
「えっ、安楽死ですか!?そんなに状態は悪いんですか?苦しんでいるんですか?もう自力では何も食べれないんですか?」

男性「いやぁ、それなり元気はあるんです。食欲もあることはあるんですが・・・1年前から皮膚病がひどくて・・・出来れば安楽死してもらいたいんです」

看護師「食欲もあるんですか?・・・・・・いきなり安楽死とは言わず、一度診せてもらえませんでしょうか?」

男性「わかりました。妻と相談して、また連絡します。」

そんな会話でその電話は終わってしまいました。
その後、その男性から電話はなく、どうされたのかなぁ?・・・とずっと気になっていました。

それから約2ヶ月も経った頃、やっとその男性から再度電話がありました。
「やっぱり安楽死して欲しいんですが・・・」

看護師
「まず一度診せてください。その上で、獣医師と相談しながら、今後のことを決めていきませんか?」

男性
「わかりました。」

そういったいきさつの結果、男性Aさん宅に赴くことになりました。正直、私は、食欲もあるのに、いきなり安楽死を頼んでくるなんて、ひどい飼い方をしてるんだろうなぁ・・・と思いつつ、憂鬱な面持ちで往診していたのだろうと思います。
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初診は2008年6月21日のことでした。
ご主人はご不在で、奥様が対応してくださいました。
奥様が玄関まで連れてきてくださったのが、写真のB君です。
あまりにも悲惨な外貌に、正直看護師も私も驚きました。

でも、私の想像は間違っていました。
(もともとは真っ白だったシーズーの)B君は、奥様に大事に飼われていたのです。
年齢は当時15歳。

実は私と出会うその1年前から発病し、全身のカユミから一日中かきむしり、全身の毛が抜け、皮膚はべたべたの脂っぽさ、歩くところ全てにフケが落ちて、奥様がその後を絶えず拭いてまわる、夜はカユミのため苦しそうに泣き喚くこともあり、そうかといって以前のように元気に吠えることはなくなって、散歩もトボトボと歩き、すぐ帰りたがるとのこと。

Aさんご夫妻は、1年前から病院を転々とされたようです。でも、その努力の甲斐なく、症状は悪化する一方。

また、私の想像が間違っていた点があります。

B君は生まれつき全身真っ白なシーズー。大事に室内で飼われていたそうです。夜寝るときは、奥様の布団に入れてもらったりして。
1年前に発病し、病院を転々としても治らなかった後も、部屋を用意してもらい、こまめにシャンプーをしてもらって、歩くところ歩くところに落ちるフケは奥様はじめ家族で掃除して1年を過ごしていたそうです。でも、はやり症状が悪化する一方のB君を囲み、家族が暗くなっていったそうです。
奥様も仕事をしながら介護を1年間され、疲れ切っておられ、それをみかねたご主人が意を決して、
当院まで電話されてこられたようです。

私は、「まず検査させてください。もしかしたら、原因がわかるかもしれないので・・・」

このようにして、B君とAさんご家族とのお付き合いが始まりました。

(同じような病気で苦しんでいる方がおられるかもしれないので)
また、詳しく続きを書かせて頂きますね。




続き・・・

初診日には、詳しい血液検査、顕微鏡検査等を往診先のご自宅で行いました。顕微鏡は持参し、現場で調べ、血液検査は、白血球の5分類等詳しく調べるため、すぐに検査センターへもって行きました。

B君の病気の原因となっているものが3点見つかりました。病気というのは、いくつかの原因が重なり合って起こっていることが多く、一つの原因だけみて治療していても治らないことが多いのです。複数の原因にターゲットを当て、同時に、場合によっては、一つずつ確実に治療してあげることが大切です。

私はその複数の原因全体に気付けるように、血液検査をはじめとする複数の検査データと一晩にらめっこすることが度々あります。人間でも動物でもいっしょですが、一人として、一頭として全く同じ病態というのはありえないのです。そういう意味では性格と同じかもしれませんね。

その子その子によって違うという前提で、生理学といった理論系の学問をベースにして、この子の体では今何が起こっているのだろうか??と自問自答しながら、悩み続け、治療の微調整をしていく必要があります。

決して、この病気にはこの薬だけ飲んでいればOK!といった単純な紋切り型ものではありませんし、そういった医療は間違っていると私は思います。

B君では3点の原因に焦点をあてながら、治療を開始しました。
すると、三日後の夜にAさんの奥様から電話がありました。
(何か薬の副作用が出たのかな、と少し不安になりましたが・・・)

奥様
「先生!あの一年間治らなかった痒みが落ち着いてるんです!しかもあの洗っても洗っても出続けていたフケが止まったんですよ!薬を3日間飲んだだけで!」
という喜びの電話でした。

それから、1~2週間間隔で往診し、お薬を調整していきました。


約一ヶ月後(7月22日)のB君の状態は下の写真です。
治療一ヶ月後のB君
治療一ヵ月後のB君②
治療一ヵ月後のB君③




全身の赤みが減り、黒いシミも減り、顔面のシワも消え、全身のべたつきもなくなってさらさらしてきています。そして、なにより毛が生えてきました。痒みも治療前より大幅に改善しました。それから、元気が出てきて、吠えるようになりました(初診時はワンとも言わなかったのですが)。

奥様の話では、散歩は行きたがらず、おしっことウンコをしたら、すぐ帰ってきていたのが、今はどんどん遠くまで散歩に行きたがり、力強く引っ張っていくようになったとのこと。

でも、ご主人は
「毛が生えてきてもうぶ毛程度で止まるんじゃないの」
と言われていたようです。

私は
「いやいや、あと一ヶ月もしたら、もっと生えてきますから、みててくださいね。」
と、奥様に言いました。
(内心は・・・もっと毛が生えて、元気になってくれれば、もう安楽死なんて全く想像出来なくなるだろうナァ。頑張って治してあげよう、と誓った日でもありました)



以下が治療開始1ヶ月半後(8月8日)のB君です!
2008年8月8日①
2008年8月8日②


以下が治療開始2ヶ月後(8月25日)のB君です!
2008年8月25日①
2008年8月25日②


以下が治療開始約3ヶ月後(10月2日)のB君です!
2008年10月2日①
2008年10月2日②


B君は日々元気になってくれました。今は、私たちが往診する度に、元気にワンワンなきながら迎えてくれます。奥様にも非常に喜んで頂いています。

ご主人はじめご家族皆様もB君の回復を心から喜んでくださっているようです。私も本当に嬉しいです!

この子のお父さんが最後に選んだ動物病院によっては、安楽死させられていたのかと思うと、ぞっとします。

なぜ、私がこのことを書いたかというと・・・

同じような病状の子をAさんの奥様は、以前に他の家の子でも見たことがあり、ずっと通院していたけど、治らず1年後に亡くなってしまった、と言われていました。
また、私の母の知り合いの方にも同じような病状の子がいて、遠くの病院まで通われていて、結局治らず、やはり1年後に亡くなってしまったとのこと。

獣医師は神様ではありません。なので、治せる病気は本当に限られたものなのだと思います。でも、治せる病気なのに、最初の治療が間違っていたために、飼主様があきらめてしまい、不幸な結果になっているワンちゃんネコちゃんが結構いるんだという悲しい現実があることも事実です。
医療関係者でなければ、大きな病院、有名な病院に行って、治らなければ、もうどこに行っても治らないんだろうとあきらめてしまうのは当然のことだと思います。

私自身未熟な獣医ですが、自分の出来る限り、誠心誠意病気と向かい合い、悩み、調べて、他に問うて、絶えずより最善の方法を模索し続けて行きたいと思っています。

私は、様々な仕事を経験してきましたが、医療にしろ、ビジネスにしろ、世の中の基本は、「誠意」のキャッチボールなんだと思っています。なので、残念ながら、こちらの努力が通じない相手と接した時にも悲しい気持ちになることがあります。

100%は絶対無理でも、絶えず今よりよい方法を悩み考え続ける進行形の獣医師であり、社会人でありたいと思います。
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テーマ:犬との生活 - ジャンル:ペット


コメント

私もパソコンはもひとつなんですよ、くわしくはメールアドレスの方へお願いします。
年から経歴からブログを読んでる方にあんまり知られるのも・・と思いますので。
よろしくお願いします。
[2009/01/23 22:07] URL | 遅れてきた獣医師 #- [ 編集 ]

コメントの下にあるURLは私のブログで、その次の私の名前をクリックするとメールの場面に飛びます、そこでくわしい事をと思います。
お待ちしています。
[2009/01/26 10:11] URL | 遅れてきた獣医師 #- [ 編集 ]

このコメントは管理人のみ閲覧できます
[2009/01/27 13:42] | # [ 編集 ]

原因は何だったのですか?
うちのワンコも似たような症状なんです・・・。
[2009/02/24 18:14] URL | すごいすごい #vS/RWfqI [ 編集 ]

主には、三つの原因です。
感染症とアレルギーとホルモン異常です。
かかりつけの獣医さんには相談されましたか?
[2009/02/24 20:59] URL | 管理人 #K.gUJiH2 [ 編集 ]


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